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電池
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お店に行くと、さまざまな電池が並んでいて、どれを選べば良いのか分からない事も多いと思います。そして、「電池を替えたけれども動かない」って言う事ありませんか?おもちゃ病院に持ち込まれるおもちゃの中にも、よくあります。そこで、電池について、ちょっと書いてみたいと思います。

「一時電池」と
「二次電池」
電池には主に使い捨ての「一次電池」と、充電して何回も使える「二次電池(充電池)」があります。一時電池は安いですが、1度使いきったらおしまい、充電池は、充電器で充電すれば何百回も使えます。
一次電池が充電できない理由 一次電池に限らず、電池は化学反応で電気を作っています。そして、一時電池は1度反応したら元に戻せませんが、充電池は使うのとは逆の反応をする事で、元に戻せるしくみになっています(回数に限界はあります)。ですから、充電池以外を充電するのは非常に危険な事です。場合によって破裂したりなどもしますので、絶対にしないでください。
おもちゃに使われる電池 一時電池の中でもおもちゃに良く使われる単二・単三電池は等は「アルカリ電池」「マンガン電池」等に分けられます。マンガン電池は安いのですが、力が弱くておもちゃに不向きです。アルカリ電池は力が強いのですが、マンガン電池に比べると割高です。表示電圧は1.5V(ボルト)ですが、新品の時は1.6V、使っていると下がってきます。バッテリーチェッカーで調べても針が振れるので、使えると判断して「電池はあるのに動かない」と言うケースもあります。
ボタン電池 おもちゃには円筒形の単1〜単5以外に、ボタン電池と言って、コイン型やボタン型の電池も使われます。ボタン電池は形が似ているものが多く、種類によって性能も違うので、交換の際には裏に書いてある記号を良く読んでお買い求めください。代表的なのは「LR44」などです。
充電池について 充電池は「ニッカド電池」と言われるニッケルカドミウム電池が有名ですが、今はカドミウムの毒性の問題もあり、ニッケル水素電池等が主流のようです。
液漏れ 「充電池以外の電池を充電」「古い電池と新しい電池を一緒に使った」「(何本かのうち1本だけでも)+と−を間違えて入れた」「アルカリ電池とマンガン電池を一緒に使った」等の場合、そんなつもりはなくても、中で水素が発生し、白い粉が吹いたようになる事があります。これが「液漏れ」で、場合によって使用中に破裂する事もあります。気を付けて下さい。液漏れは古くなったアルカリ電池でも起こります。時計など、大きな電力を必要としない場合は、マンガン電池を使う方が安いし、安全です。

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