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リモコン
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おもちゃ病院にはしばしばラジコンや、赤外線を発射して本体を動かすおもちゃの修理依頼があります。そんな時、まず試すのは「コントローラーが悪いのか、本体が悪いのか」です。コントローラーが壊れているのに、本体をいじって、「直らない」「直らない」というのは時間の無駄ですからね。では、どうやって目に見えない電波や赤外線が出ているかどうか確かめるのか、不思議に思いませんか?今回はそんなお話です。

赤外線通信
の場合
赤外線を発射して作動させるおもちゃの場合、デジカメ(携帯のカメラでOK)のスイッチをONにすると、赤外線が出ているか調べる事が出来ます。赤外線というものは人間の目には見えませんが、デジタルカメラには写ります。デジタルカメラはCCDという、光を感じる素子(粒といった方が分かりやすいかも)があって、人間の見えない波長のものも感じる事が出来るからです。余談ですが、「○○万画素」というのは、この光を感じる素子がいくつあるかを指しています
そこで、デジカメ(携帯のデジカメ機能でも良い)をONにして赤外線の発射部分に向けると、左の写真のように光って見えますが、赤外線は目に見えませんから、肉眼で見ても、右の写真のように見えません。
つまり、「送信機が壊れていなければ赤外線が出て、デジカメの画像が光って見え、壊れていれば送信機から赤外線が出ないので、光らない」という事になります。
デジカメで見た場合 肉眼で見た場合
電波の場合
ラジコンカー等の場合、FMラジオを使います。ラジコンの前進・後退、左右に曲がるレバーのどちらかを入れながら、ラジオのチューニング(選局)ダイヤルを回して行くと音がします。音が出るのは送信機よりFMの電波が出ているから。実際にラジオに向けて電波を飛ばしている所を動画にしましたので、ご覧下さい。

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